デジタル化と送電網の統合に関する専門家会議

2020年8月27～28日、第2回エネルギー転換ワーキンググループ会合の準備として、専門家会議がオンラインで開催されました。このイベントは、adelphi、BSW Solar、在日ドイツ商工会議所（AHKジャパン）が、ドイツ連邦経済エネルギー省（BMWi）の委託を受け、経済産業省（METI）の支援のもとで開催されました。「日独における再生可能エネルギーのデジタル化とグリッド統合」をテーマに、日独の専門家による興味深いプレゼンテーションと集中的な協議が2日間で3セッション行われました。

1日目の目的は、ドイツと日本における再生可能エネルギーのシステム統合に関する現在の政治的動向を参加者に伝えるとともに、両国のエネルギー転換のデジタル化の状況と計画を比較することでした。2日目は、技術に関連するテーマで2つのセッションが行われました。最初のセッションでは、両国の企業に技術的ソリューションを発表する場が設けられ、2番目のセッションでは、エネルギー転換のためのブロックチェーン戦略に焦点が当てられました。

2日間の専門家会議では、エネルギー分野におけるAI技術、プライバシーとデータのセキュリティ、さらにはデマンドレスポンスや家庭用蓄電、ヒートポンプ、電気自動車の充電などの「分散化とプロシューマー」分野における規制の枠組み、計画、プロジェクトなど、今後の交流や協力においてテーマとなり得るものを探ることができました。